農家食堂 つきや

郷土料理・郷土営農の担い手

――普段の活動内容について教えてください。

つきやさん
農業を営みながら（約１０haの田畑を耕作）、古民家を改築した農家食堂で、地元の四季折々の食材をふんだんに使った「おふくろの味」をご提供しています。
自分たちで作ったお野菜や地元の食材、豆から育てた黒豆豆腐などを使ったお膳や、そば・うどんメニューなど、身体にも嬉しいお料理です。また、農産物の加工品製造・販売も行っています。

――つきやさんが大事にしている価値観や目指しているものは何ですか？

つきやさん
子どもの頃から大家族の中で暮らし、自分たちで食べるものは自分たちで作ってきました。畑さえあれば、何か食べるものが作れます。そんな『食の安全』『食の大切さ』を後世に伝えたいと思っています。
つきやの事業も、先人から受け継いできた作物を育てて料理して食べるという、知恵や技術を途絶えさせたくないという思いではじめてました。

――どのような人材を求めていますか？

つきやさん
ものづくりはどんなことでもそうですが、農業も食も安心・安全、手づくりとおいしさにこだわると、とても手間がかかります。ですが、その分収穫の時やお客様の笑顔を見た時には、大きな喜びや達成感があります。
大家族のように、地域内外のいろんな仲間たちと触れ合いながら、みんなで作ってみんなで食べる、というのはとても楽しく尊いことです。また、野田村の特産である「のだしお」を使った自家製おみそも今後商品化していきたいと思っています。
このような価値観やお仕事に興味のある方にぜひ来ていただきたいです。

――地域との関わりについて教えてください。

つきやさん
震災の後、地域が元気になるために、自分が野田村でできることは何だろうと考えてきました。今は地域の方々だけでなく、県外の学生などもつきやに関わってくれるようになりました。そんないろいろな人達との関わりを広げていくことが、地域の活力にも繋がっていくのではないかと思っています。
つきやがあることで、地域に人が集まってくるような存在になりたいと思います。

――応募を考えている方へメッセージをお願いします。

つきやさん
昔は、農業はとても重要なものとして考えられていました。生きるために必要なことの中心に農業がありました。
この「農」の尊さに触れ、楽しみながら未来へ繋げる、そんな暮らしをしてみたい方はぜひお越しください。

農家食堂つきや（野田村観光協会HP）